宮古島は、非常に長い時をかけて珊瑚礁が隆起してできた島で、
その地層は「珊瑚石灰岩」です。このため畑はミネラルを豊富に
含む弱アルカリ性で、アロエベラの栽培に適しています。
実はこの土壌こそ、質の高いアロエベラが生まれる大きな
秘密です。
また珊瑚石灰岩は水を通しやすいため、降った雨は地面に
浸透し地下水となります。その地下水を「地下ダム」と呼ばれる
施設でプールしておき、ポンプでくみ上げて農業/生活用水
として利用します。この地下水は石灰岩を通過したものなので
多くのミネラルを含んでおり、農作物を生産する上で大きな
メリットとなります。また四方を海に囲まれた宮古島の畑には
海風によって海水の飛沫が絶え間なく飛散しますが、海水にも
マグネシウムなどの成分が含まれているので、畑にはさらに
ミネラルが与えられることになります。
そのため、アルカリ性の強い土壌である宮古島にはハブが
生息できないと言われています。